第4回 野球ゲームを作ってみよう
5. 野球ゲームを作ってみよう。
といっても、簡単なものです。ゲームをする人はピッチャーで、球種を選んでもらいます。
9回裏2アウト満塁、カウント2-3の場面で、何を投げるのか。
あらかじめバッターが狙っていた球種と一致すればヒット、違えば三振です。
■要件
まずは、プレイヤーからの入力を学びます。
最初に「何を投げますか?」と言うメッセージと、球種の一覧を表示して入力を待ちます。
選択肢は
- ストレート
- カーブ
- シュート
- フォーク
とします。対応する番号を入力すると、「ストレートを投げた!」と表示した後、「・」を2秒かけて10回表示します(ひとつあたり0.2秒)。
■ソースコード
import sys import time pitch = input("""何を投げますか? 1. ストレート 2. カーブ 3. シュート 4. フォーク >>""") if pitch == 1: print("ストレートを投げた!") elif pitch == 2: print("カーブを投げた!") elif pitch == 3: print("シュートを投げた!") elif pitch == 4: print("フォークを投げた!") for i in range(10): time.sleep(0.2) sys.stdout.write('・')
■解説
このプログラムを理解するのに必要な知識
- inputでユーザー入力
また、ここまてで覚えてきた次の知識も使います。復習はバックナンバーを!
- print、sys.stdout.write関数で文字を表示
- 文字列は「'」「"」改行も含めたい場合は「"""」で囲む
- import文で外部モジュールを読み込む
- if ~ elif ~ elseで条件分岐
- ==で等しいかチェック
- インデントでコードブロックに
- for i in range(10)で10回繰り返す
- time.sleep関数で一時停止