pythonで作ってみよう!!

pythonを楽しく学ぶために、おみくじ、占い、ジャンケンなど、実際に作りながら勉強してみます!

第5章 数値データの扱い

5.1 数値リテラル

5.1(1) 整数リテラル

  • 10進数表記
    値をそのまま記述します。
print(123)
123

5.1(2) 真偽値リテラル

TrueとFalseで記述します。

Trueは整数の1と、Falseは0とほぼ同様に扱われます。また、整数を真偽値として扱う場合には、非0がTrueとして、0がFalseとして扱われます。
print(True)
print(False)
print(int(True))
True
False
1

5.1(3) 小数リテラル浮動小数点数リテラル

  • 10進数表記
    値をそのまま記述します。整数部がない場合は省略できます。
print(3.14)
3.14

5.2 数値を扱う演算子

5.2(1) 算術演算子

数値データは算術演算子によって計算が行えます。それぞれの演算子は計算した結果を返します。

処理 数学記号 演算子 結果
加算 + 1+2 3
減算 - 3-1 1
乗算 × * 2*3 3
除算 ÷ / 10/4 2.5

(切り捨て除算)
÷ // 10//4 2
剰余 x mod y*1 % 10%4 2
べき乗 x^y ** 5**3 125

5.2(2) 比較演算子

2つの(あるいはそれ以上の)データを比較するには以下のような比較演算子を使います。比較演算子は成立する場合(真といいます)に真偽値のTrueを、成立しない場合(偽といいます)にFalseを返します。

比較 真になる場合 演算子 Trueになる例
等しい 左辺と右辺が等しい == 1==1
等しくない 左辺が右辺と異なる != 1!=2
大なり 左辺が右辺より大きい
(同じは含まない)
> 2>1
小なり 左辺が右辺より小さい
(同じは含まない)
< 1<2
以上 左辺が右辺と同じか大きい >= 2>=1
以下 左辺が右辺と同じか小さい <= 1<=2

5.3 条件分岐

それまでのプログラムの処理結果によって続く処理を変えたいケースは良くあります。(というか、それがないとプログラムは毎回同じ結果になってしまいます。)
if文を使うことで、このような条件分岐を実現することができます。

if 条件:
    条件が成立する場合の処理(ブロック)①
else:
    条件が成立しない場合の処理(ブロック)②

「条件」の部分には真偽値として評価されるものを書きます。代表的なものは比較演算子を用いた式ですが、その他にも算術演算子の式や変数や関数の結果など真偽値に見なせるものはなんでも書けます。
条件が成立する場合(評価された真偽値がTrueになる場合)、①の処理ブロックが実行されます。(ブロックの説明は第1章 pythonプログラムの基本構造 - pythonで作ってみよう!!の1.5にて)その場合、②の処理ブロックはスキップされます。反対の場合も同様です。

*1:数学記号として正しいかは自信がありませんが…wikipedia:数学記号の表を参照しました